50代 穏やかな暮らし

50代女性 日々を穏やかにしあわせに暮らすことをモットーに気づいたことを綴ります

承認欲求を満たす

しあわせがわかりかけてきました その2 
~承認欲求を満たす~



前回のログで、しあわせは欲望の充足ではないと書きました。
つまり、足るを知るということ。
いやいや、そんな事はわかっているよという方が多いと思います。
それができないからどうしたらいいのかと。


それには物質的な欲望ではなく、自己実現欲求を満たすこと。
そこに向かっていけばおのずと足るを知り、しあわせになるのだと思います。


自己実現欲求ってなんでしょう。
アメリカの心理学者アブラハム・マズローが著書「人間性の心理学」で提唱した説で、
人間の欲求を5段階の階層で説明したもので、「人間は自己実現に向かって成長する」と
説いています。


1 生理的欲求 
 生きていくために必要な基本的、本能的欲求
 (生命を維持したい、食欲、睡眠欲など)


2 安全の欲求
 安心・安全な暮らしへの欲求
 (危険を避けたい、不安をなくしたい、身の安全を守りたいなど)


3 所属と愛の欲求
 (友情、愛情を得たい、他者と関わりたい、集団に属したいなど)


4 承認欲求
  (自分を認めたい、他者から価値を認められたい、尊敬されたい、名誉や
   出世を得たいなど)


5 自己実現欲求
  (自分らしく生きたい、自分らしさを発揮したい)


人は1から順番に欲求が満たされると、次の階層に進み成長していきます。
1から4までは欠乏欲求といい、満たされない空白を埋めようとする欲求
5の自己実現欲求は人間のみが持つ欲求で成長欲求といい、欠乏を埋める
ものではなく、自分の内側からあふれ出てくる豊かさから生じる欲求です。


戦争があると、2の安全の欲求で留まってしまいますね。
しあわせを感じるのには程遠く、苦しくて人としての成長がとまってしまいます。
ここに戦争の怖さがあります。


4の承認欲求、これを満たすのが一番難しいです。
しあわせを感じるのには足るを知ることが大事だと言いましたが、承認欲求が強すぎるとこの段階で踏みとどまってしまい、なかなか自己実現欲求に向かうことができません。


承認欲求を満たすのにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、他人に認められることを求めるのではなく、自分で自分を認めることができるといいです。
他人軸でなく自分軸で生きるということ、自信をもつこと、ありのままの自分でいいという感覚をもつことですね。
つまり、自己肯定感を高めると自然と承認欲求が満たされ、自己実現欲求に向かうことができるようになります。


自己実現欲求とは自分らしく生きたい、自分らしさを発揮したいという欲求。
自己肯定感を高め、自分らしく生きていくということがしあわせに生きるということですね。


自己肯定感を高めるのにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、また今度お話ししますね。


ちなみにマズローはその後、自己実現欲求の上に自己超越があると説いています。
なんだかすごい言葉ですね。
自己超越とは、個人を超えて人類、社会のために貢献したいという欲求です。
つまり、究極のしあわせとは世のため、人のために貢献していくということなんですね。
わかるような気がしますね。